越中鳥神(えっちゅうちょうじん)ハクタカ 公式ブログ

富山発ご当地ヒーロー「越中鳥神ハクタカ」の制作記録・設定・イラスト・活動報告をまとめるブログです。

越中鳥神ハクタカ 第2話

第2話 炎をまとって飛べ!

鳥神ハクタカ・アヴァンフォルムに変身し、デーモン・バグゼルンと対峙する風城。

ハクタカ「さあ、行くぞ!」
バグゼルン「望むところだ!ハクタカぁぁっ!!」睨み合った末に、駆け出すハクタカとバグゼルン。

ハクタカ(風城)「はあぁぁぁぁあ!」
バグゼルン「うおおぉぉぉぉお!」そして拳を強くぶつける。
ハクタカ「はっ!はっ!はっ!」バグゼルンに、何度もパンチ攻撃をぶつけるハクタカ。
「はっ!はあぁぁぁ!」そしてキックで押し倒す。
バグゼルン「ふんっ!ふんっ!」対するバグゼルンも負けじとパンチ攻撃を繰り出し、連続キックをかます
ハクタカ「ぐはあぁっ!?」ハクタカはパンチをかわすも、キック攻撃で怯んだ。

 

バグゼルン「はあぁぁっ!!」バグゼルンは、触覚から強力な火球を打ち出す。
ハクタカ「っ!?ふっ!」ハクタカはそれを直ぐに避ける。

バグゼルンは、更に口から黒い猛毒の液体を吐き出した。
ハクタカはそれもかわし、当たった箇所が溶け出した。
ハクタカ「毒・・・?!」
バグゼルンは今度は空を高く飛び上がり、空中から火球を数発連射してハクタカを怯ませ、飛び蹴りを繰り出して吹っ飛ばした。

ハクタカ「ぐあああぁぁぁ!?」倒れこむハクタカ。

バグゼルン「やはりその姿では、つまらんな・・・・!」
「だがこれで、終わりだ!」
ハクタカに止めを刺そうとするバグゼルン。
その時、バグゼルンの背中に銃弾が命中し火花が飛ぶ。

前羽がバグゼルンに狙いを定め、援護していたのだった。
前羽「っ・・・・!」
ハクタカ「刑事さん!今だッ!」
ハクタカ「はあぁぁぁ!やああぁぁぁ!」ハクタカは、より力を込めたキック―アヴァンキックをバクゼルンに叩き込んだ。
バグゼルン「なっ・・・!?」ハクタカの蹴り足は、バグゼルンの胴体に刺さる。
ハクタカ「ふっ!はぁっ・・・はぁっ・・・!」ハクタカは蹴り足を引っこめると、その場にふらつき、膝をついた。

 

バグゼルン「さあ、ここまで・・・・なニっ!?」
「う、ぐうううぅぅ・・・!」
するとバグゼルンのアヴァンキックの当たった箇所が発光しだし、怯み出す。
ハクタカ「?」
バグゼルン「今日はここまでにしておく。次会う時が貴様の死シだ。」
そう言って、バグゼルンはゲル化して、消えていった。
ハクタカ「・・・・やったのか・・・・?」

藤木「あれが・・・。」物陰から謎の青年・藤木修也がその様子を見届けると、すぐその場から去った。

 

立山博物館 駐車場

博物館の駐車場に、数台の救急車とパトカーが止まっており、バグゼルンに負傷させられた熊吉が担架に乗せられ救急隊員に運ばれていく。
熊吉の元へ駆け寄る前羽。
熊吉「メンボクねぇ・・・・。」
前羽「奥さん達には私から連絡しておくから・・・。」
熊吉「ありが・・・とうよ・・・。」熊吉はそのまま救急車に乗せられる。
救急車は走り去った。

 

博物館 管理室

管理室では、刑事の射水が、手帳にメモを取りながら、涼子や秀太郎の話を聞いていた。
射水「・・・で、そのクラゲみたいなぐにゃぐにゃの化け物?が出てきて襲われたと・・・?」
涼子「はい!」
射水「信じらんねぇ・・・・!」
秀太郎「言っても無駄だ。」
射水「あ、お前!今俺の事馬鹿にしただろ!」
秀太郎「バカにはしてない。」
射水「じゃあ、何だって言うんだ?」
秀太郎「愚かだと思っただけだ。」
射水「何だと!?このっ・・・!」秀太郎に皮肉を言われ、怒って掴みかかる射水

 


山本「たわけ―――!!」するとベテラン刑事の山本の怒声が響き、涼子や秀太郎射水は一斉に山本を見る。
山本「全く・・・どうしてこうも毎度毎度独断専行するかね、君は・・・。」山本が独断専行をした前羽を叱っていた。
前羽「・・・申し訳ありません。」
山本「そう思っているなら・・・・。」
風城「ままままま、とりあえず、今はクリームパンでも食べて落ち着きましょ?」
山本「おお君、気が利くね。ところで君は?」
風城「風城鷹志。ここの職員です。」
山本「なるほど。そうしたら、尋ねるがね、ここに収蔵されていた道祖神の像がどこにいったのか、ご存じないかね?」
風城「あぁ、それならここに・・・。」風城は腹の辺りを指してそう答える。

 


山本「まさか、食べてしまったのか?」
風城「ええと、そういうわけじゃないんですけど、クラゲみたいな怪物に壊されそうになって、そしたらパアァーと光って、それがシューと吸い込まれていったわけなんです。」
山本「バシっとかシューっとかじゃわからん。」
「どうなんだ?」前羽に話を振る山本。
前羽「ええと、嘘は言っていません。」
風城「はい。」

山本「うん、やっぱりよく分からん。」
「が、とりあえず君が持ってるのは分かった。」
「証拠品として、押収させてもらう。」風城の話に困惑しながらも、山本は証拠品として道祖神を押収しようとする。

風城「それが・・・出せません。」しかし風城は出せないと答える。
山本「なにぃっ?」
前羽「そうでしょうねぇ・・・・。」
山本「それじゃ困るんだよ!」それじゃ困ると、食い下がる山本。

風城「あー、でも。」
山本「でも?」
風城「そのうち出てくるんじゃないかと思いますので、気長にお待ちいただければと・・・・。」

山本「そのうちじゃ、困るんだ――!!」
山本の大きな怒声が館内に響き渡った。

 


夜間 森の茂み

真っ暗な森の茂みの中を、バグゼルンのゲル状の体が伝っていた。
バグゼルン「ギ・・・・ギギ・・・・!」
「ハク・・・タカ・・・・!」

木に体を持たせ掛けた藤木修也が現れ、バグゼルンを見下ろしていた。
藤木「不完全体相手に無様なものだね。」
バグゼルン「ギィ・・・・・・!」
藤木「その状態では高度な発声・発話は難しいか。ハハハハ!」

バグゼルンは怪人の姿に戻り、辺り一面に拳や触手を叩きつけて、藤木へと襲い掛かる。
バグゼルン「舐めるナっ!!」
藤木は、バグゼルンの連撃をいなす。
藤木「あぁ、そうだ。お前達ばかりに肩入れするのも違う。」
「次は向こうの味方でもしよう。万全の体勢で、臨むことだ。」
バグゼルンは、振りかぶり、藤木を殴りつけようとする。

バグゼルン「・・・・・!」
バグゼルンの拳は、空を切り、木を殴る。
バグゼルン「オオオオォォォオオ――!!」
月に向かって咆哮をあげるバグゼルン。

すると、朝にかけて、バグゼルンのいた辺りの一面の草木が枯れ果て、虫一匹いない荒れ地となっていった。

 

立山博物館 館内

博物館では、閉館の看板が立っていた。
館内では、風城、涼子、秀太郎が掃除をしていた。
秀太郎「ったく、化け物はともかくとして、警察の連中も荒らすだけ荒らして、掃除もしないで、消えやがって・・・。」
館内を荒らすだけ荒らして、去っていった、バグゼルンや地元警察への不満をこぼす秀太郎
涼子「仕方がないでしょ?向こうも忙しいんだから・・・。」
「風城君は大丈夫?」
風城「え?何が?」

涼子「なんかヒーロー?戦隊モノ?・・・みたいな姿に変身して戦ってたけど?」ハクタカに変身した風城の体を心配する涼子。
風城「あぁ、風の声を聞いて、やってみたら、あの姿に変わったんだ。」
「でも平気平気。」
涼子「本当に?」
風城「風の声が聞こえるから。」
涼子「風の声、あまり関係なくない?」

秀太郎「そしたら、トイレ掃除は任せようかな。」
風城「あぁ、分かったよ。秀太郎さん。」
風城はトイレ掃除を任され、トイレへと入っていった。

 


立山博物館 トイレ

風城「・・・・・。」窓を開け、バケツに水を貯める風城。
そこへ一陣の風が吹く。

風城「あの怪物を逃がしてはいけない・・・・?分かった・・・!」
蛇口を止め、風城はトイレから出ていった。
その手には、いつの間にかハクタカのベルトのバックルに似たアイテム・スパークアークスが握られていた。

外へ出た風城はそのままバイクにまたがり、発進させた。

 

 

涼子と秀太郎は、まだ掃除を続けながら、風城を待っていた。
涼子「風城君、遅いな・・・。」
秀太郎「ついでにすませてきてるとか・・・?」
涼子「それにしたって・・・・・。」
秀太郎「まさか、また山に・・・・。」
涼子「あんな事があった翌日に?」
秀太郎「それはそうかもしれないけど・・・。」

前羽「すみませんっ!」そこへ前羽が駆けてきた。
涼子「貴方、昨日の・・・!えっと・・・・。」
前羽「前羽和実、警部補です。風城鷹志さんはいらっしゃいますか?」
秀太郎「あいつに何か用ですか?」
秀太郎に聞かれ、前羽はうなずいた。
涼子「私たちではいけませんか?」
前羽「あの道祖神の像を取り込んだ彼に話を聞きたいのです。」
涼子「それは・・・・。」
秀太郎「そっちの事情を話してくれたら、会わせてやるよ。」秀太郎は前羽にそちらの事情を話せば、風城に会わせてやると言う。
前羽「・・・・。」秀太郎に言われ、黙り込む前羽。
秀太郎「何も話さないなら、もう帰りな。」
「どうせまたお得意の独断専行だろ?」
にらみ合う秀太郎と前羽。

前羽「・・・分かりました。お話しします。ただ・・・・。」
秀太郎「ただ?」
前羽「これは、私の個人的な感情の混じっている話です。」
「警察官の職責からは離れた話をします。だから・・・。」
秀太郎「内密に・・・かな?分かったよ。」
「俺も涼子もここだけの話として聞く。」

 

 

 

前羽「ありがとう・・・・。私は4年前に起きたある不審死事件の捜査を続けているんです。」
ここで前羽はある事件について語りだした。
秀太郎「4年前?」
前羽「ええ、被害者は明神光。私と熊吉の親友でした。」事件の被害者である青年・明神光は、前羽と熊吉の親友であった。
涼子「明神、光・・・。」
前羽「自殺として処理されましたけれど、そう判断するには不審な点があって、それで・・・。」
秀太郎「なるほど。だからここだけの話・・・ね。」
前羽「ただ事件の捜査の中で、ある人から情報を得て、思ったんです。」
「ここの道祖神の像と、光の死には関係があるって。だから・・・・・・。」
涼子「それを確認しに、うちまで来た。」
前羽「・・・話は以上です。」
秀太郎「・・・分かってるよ。今連れてくる。」風城を連れて来ようと、秀太郎はトイレに向かった。

 

 

涼子「あの、刑事さん。」
前羽「はい。」

涼子「風城君は、登山が好きなただの一般人なんです。」
「もしも・・・・・・何かがあったとしても、その・・・・。」
前羽「えぇ、分かってますよ。絶対に彼を危険に巻き込んだりしない。」
「それは約束します。」
涼子「ありがとうございます。」風城を危険に巻き込まないと約束する前羽に、涼子はホッとした。

秀太郎「風城、いないぞっ!」
涼子・前羽「「えっ!?」」
風城がいない事に気づいた秀太郎、涼子、前羽は、風城を探しに博物館を出ていった。

 


道の駅

一方風城は、峠をバイクで走り、道の駅でバイクを止める。
そして道の駅の売店で、クリームパンと野菜ジュースの会計をレジで済ませていた。

風城「ありがとうございます!」

外に出て、駐車場のベンチに腰掛け、クリームパンと野菜ジュースを頬張る風城。
眼前には立山連峰が広がっていた。
風城「・・・・。」

すると停まっていた観光客の車が、宙に浮き爆発しだした。
風城「っ!?」
周囲の人々が、驚き逃げ惑った。

爆炎の向こうからバグゼルンが歩いてきた。
風城「お前は・・・!」
バグゼルン「さあ、昨日の続きといこうじゃナイか・・・・・・!」

 


バグゼルンは車の残骸から触手を引きぬいた。
車の落下する先に、一人の少女がいた

少女「キャーー!!」
風城「――っ!!」
風城は咄嗟に少女を突き飛ばし、車の下敷きになった。

風城「ぐあああぁぁぁーーー!!」
バグゼルン「貴様、俺を・・・・このバグゼルンを愚弄スルか!」
「こんな無価値な命の為に!!」
風城「ぐぅ・・・おおおぉぉぉ――!」
風城は持っていたスパークアークスを咄嗟に取り出し、ハクタカの姿に変化する。
ハクタカ「はぁぁっ!!」車を跳ね上げ、バグゼルンの元へ向かって駆け出し、殴りつける。
バグゼルン「ぐぉぉ!?」殴りつけられたバグゼルンは転がる。

ハクタカ「逃げて!!」
少女「ありがとう!」ハクタカに逃げるように言われ、少女は逃げ出す。

 

ハクタカ「バグゼルン!無価値な命なんて無い!」
ハクタカはバグゼルンに向かい、連続パンチをぶつけ始めた。
ハクタカ「お前には、分からないのか!?」

バグゼルン「我らデーモンにとって、命とは常に奪うもの。」
「その大小だけが価値、小さき命とは、正に無価値なものに過ぎない!!」
バグゼルンはそう主張すると、強い蹴りを入れて、ハクタカを吹っ飛ばす。
更に触覚からの火球と、胸部からの衝撃波で、追い詰める。
ハクタカ「うわあああああ!?」
バグゼルン「俺は、この山の命を吸い取って、更に力を得た。」
「今度は貴様の命をいただいて、更に強くなってやる!」
バグゼルンは、再度火球をぶつけると、更に掌から触手を伸ばしては振り回し、幾度となくハクタカを痛めつけた。
ハクタカ「ぐぅ・・・。おおおぉぉ!!」
ハクタカは、バグゼルンを強いパンチで吹っ飛ばし、高くジャンプする。
アヴァンキックを繰り出して、バグゼルンに炸裂させる。

 

 

バグゼルン「悲しいな・・・もはやそれは効かナイ!!」しかしパワーアップしたバグゼルンにアヴァンキックは全く通用しなかった。
バグゼルンは、ハクタカの蹴り足を掴み、投げ飛ばした。
ハクタカ「うあああああ!?」
変身が解除され、風城は地面に転がった。
バグゼルン「ふんっ!ふん!」バグゼルンは手の爪で、何度も風城を引っ搔いて、殴り飛ばす。
風城にトドメを刺そうと、バグゼルンの手から触手が迫る。

バグゼルン「さらばだ、今代のハクタカ・・・・。」
するとバグゼルンの触手に、銃弾が跳ねた。
バグゼルン「っ!?」
バグゼルンが振り向くと、その視線の先には拳銃を構えた前羽がいた。
その後ろには、涼子と秀太郎もいた。

風城「刑事さん・・・涼子さん、秀太郎さん・・・・どうして?」

涼子「今時は、位置情報とかいくらでも調べられるから!!」涼子はスマホを出してそう叫んだ。
秀太郎「一人で勝手に出歩けやしないって・・・!」
前羽「危ない・・・・・けど!これは私の、警察官の仕事だから!」前羽は、バグゼルンへと発砲を続ける。

 


バグゼルン「羽虫風情が・・・・・。」
怒ったバグゼルンは、前羽達の元へと迫る。
よろよろと立ち上がる風城。
風城「やめろ・・・・僕の仲間に、手を出すな・・・・!」
「もっと強くなれたら・・・・!」
「っ!!」すると風城の脳裏に、赤いハクタカ(リアルオーバフォルム)、そしてベルトのバックル・スパークアークスのイメージが浮かびだす。
風城「今のは・・・?」
藤木「もっと力が欲しいか?」風城の背後に藤木が現れた。
風城「?君は、誰だ・・・・?」
藤木はスパークアークスを指さす。

風城「これが・・・?」
藤木「それが君に更なる力を授ける。」
「さあ、君の仲間がピンチだぞ?」
風城(・・・僕が見たイメージじゃ、鳥神は赤い姿だった。翼が広がっていた・・・・。)
(でも僕が変わったときは、白いだけだった。翼は広がってなかった。)
(本当は、それじゃダメなんだ・・・。)

風城は、スパークアークスを右手に握って突き出し、構え、掲げる。
スパークアークスの翼が広がる。
再び、風城の脳裏に、ハクタカリアルオーバフォルムのイメージが浮かんだ。
風城「アークス・・・・アークスドライバー・・・!分かった・・・!」
風城、スパークアークスを腹部に装着・セットする。
風城「俺の仲間に、手出しはさせない。」

 


バグゼルン「それはまさか・・・!いかん!」バグゼルンは、風城の方に振り向く。
藤木の姿は消えている。

スパークアークスは、風城の腰に巻き付き。変身ベルト・アークスドライバーへと変化した。
同時に風城の体を、赤い光と熱風が包み込んだ。

バグゼルン「ぬううぅぅぅうう!!」光と熱風に、怯むバグゼルン。

風城「鳥神変化!!」風城は、一度鳥神ハクタカ・アヴァンフォルムに変わり、更にリアルオーバフォルムへと変身した。
外見はアヴァンフォルムに似ているが、マスク、胸部が赤く、両腕や両脚に赤い模様が現れ、嘴の色も金色に変化していた。
それは風城がイメージに見た、白と赤の鳥人そのものだった。

ハクタカ「俺は、ハクタカ・・・鳥神ハクタカだ!」
「ハクタカの声を聴け!」
バグゼルン「完全に覚醒したのか・・・ハクタカ・・・!」
「だが・・・・!」

ナレーション「三度目の変身の瞬間、青年・風城鷹志は新たな光となって、鳥神の中に溢れた。」
「風城の生命と強い覚悟を得る事によって、鳥神は再び長い眠りから目覚めたのである。」

ハクタカとバグゼルンの戦闘が再開される。
バグゼルンがハクタカに向かっていき、パンチやキックを繰り出す。
ハクタカは、それを受け流し、強化されたパンチで反撃する。
バグゼルン「ぐおぉっ!?」
バグゼルンは、今度は火球や猛毒を放って、応戦する。
しかしハクタカは、火球や猛毒をものともせず、バグゼルンに向かって歩き出す。
最後に放たれた一発の火球を方手で防ぎ、エネルギーを込めたパンチで吹っ飛ばした。
バグゼルン「ぬううん!何故だ!」
「何故こうも押される・・・!?」

 

ハクタカ「分からないだろう!」
「これは、お前が無価値と笑った命を積み重ねた力だ!」
ハクタカの放つ連続パンチを受けて押されていくバグゼルン。
ハクタカ「はあぁっ!!」そしてより強力なキックで吹っ飛ばされた。
バグゼルン「ぐはあああああっ!!」

前羽も拳銃をバグゼルンに向けて発砲し、援護する。

バグゼルンは、触手を振るい、前羽の手から銃を払い落とす。
前羽「うっ・・・!」
バグゼルン「うおおおおおっ・・・!!」奪った銃を手に取り、バグゼルンはハクタカに銃撃を放つ。

前羽「危ない!」
だが銃弾はリアルオーバフォルムとなったハクタカには効かなかった。
バグゼルン「はああああっ!!」やがて弾が切れて、銃をそのまま叩きつける。
だが、ハクタカはそれも受け止めて、ハクタカ閃光パンチをバグゼルンに叩き込み、吹っ飛ばした。

ハクタカ「・・・・っ!」
ハクタカは高く飛び上がる。
空に浮かぶハクタカを、見上げる涼子、秀太郎、前羽。

ハクタカ「おおおおぉぉーーー!」空中のハクタカを炎が包んだ。
ハクタカ「はああああぁぁーーー!!」
ハクタカの放ったリアルオーヴァーキックが炸裂し、バグゼルンを貫いた。
バグゼルン「ぐおおおおお!?」
バグゼルンは光と火花を吹き出す。

バグゼルン「ぬうっ・・・・!俺はまだ死なぬ!」
「また蘇り、必ず貴様を倒してヤル!」
「首を洗って待ってイロ!!ぐわあああぁぁぁーー!!」
バグゼルンは断末魔の叫びと共に爆発四散、消滅した。
爆発の陽炎の向こうから、涼子たちの元へ歩いてくるハクタカ。
その姿は徐々に風城に戻っていった。

 


風城「・・・えっと・・・ただいま。」
涼子「また仕事サボって山登り?」
風城「え?」
秀太郎「さ、これ以上の荒事は刑事さんに任せて・・・。」秀太郎は荒事は前羽ら刑事に任せるように言う。
風城「は?」

前羽「そうだな。君たちはもう帰る。」
「怪物が出ても、もう立ち向かわない。オー・ケー?」
風城「いや、そういうわけには、いかない・・かも?」

前羽「オー、ケー?」前羽が拳銃のグリップを握り、詰め寄る。
風城「は、はい・・・。」

前羽「それで良い。あなた達は民間人よ。戦う必要はない・・・。」
パトカーに前羽と涼子、秀太郎が乗り、風城はバイクにまたがった。
走り去って、その場を後にするバイクとパトカー。

物陰から藤木が見て、呟いた。
藤木「もっと強くなるがいい・・・。今代のハクタカ・・・・。フフフフ・・・・。」

続く・・・